2014/03/05 (Wed) 17:01
Philip Seymour Hoffman [ブログ]
名優 フィリップ•シーモア•ホフマン氏の追悼の意から 彼の出演作品を続けて観ています。
『チャーリーウィルソンズウォー』『スーパーチューズデー』『カポーティー』『ブギーナイツ』(スコッティー最高)
『あの頃ペニーレインと』のあのナイスなジャーナリストもそう!(大好きで何度も観てるからなじみ深い)
多種多様で全く違う役、その人物の心の動きがみるみる見てとれる演技に 引き込まれる。
悪役でもピュアな善人役でも、脇役でも その存在感が作品を彩りエネルギーを放つ、まさに
“名優”とはそういう人を呼ぶのだろうなと思う。
これからも ずっと色あせることなく 映画の中で輝き語り続ける。ご冥福をお祈りします。
今日は、多分はじめて彼を観た作品
『マグノリア』 (P•T•アンダーソン監督)を久しぶりに観ました。
一見全く関わりを持たない人たちに起こる出来事が 複雑に交差してつながる ひとつの物語。
人間の哀しさ、弱さ、愚かさ、
そして 優しさ、赦し、愛
大胆に繊細に描かれている。
感情をえぐるような展開とほかのストーリーとをつなぐ 死期迫るがん患者の主治医の(ホフマン)善良で温かなシーンにホッとなりながら。
過去や、自分への愛との向き合い方
嘘をついたり隠しても 過ちと罪悪感は消えることはない。悔いとなり苦しめる。心を蝕んでゆく
間違えぬよう。何を赦すかも。
考えさせられ ずしりと残った
改めて素晴らしい映画だと思いました。