北川 景子オフィシャルブログ KEIKO'S BLOG

ノルウェイの森 [日記] 2008.09.10 (Wed)

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久々にゆっくりとblogを書く時間ができたので、
わたしの好きな本について書きたいと思います。

先週、村上春樹さんの『ノルウェイの森』を再読しました。
私が最初にノルウェイを読んだのは上京したての17の頃だったと思います。
5年経った今再読してみて、
改めて村上春樹さんの小説の世界観に魅了されました。

初めて読んだときと今とでは読後の感じ方は少し変わりましたが、
それでも今まで読んだ小説の中で一番好きな作品といっていいほど
やはりノルウェイは好きです。
作品を読み終わった後の言いようもない浮遊感が心地良いです。


この小説を最初に読んだときは上京して一人暮らしを始めたばかりで、
こちらに友達と呼べる存在もおらず、
毎晩部屋で答えの見つからない問題についてひたすら考えていました。

いま自分がどこにいるのか、何をしているのか、
自分という人間は何者なのか、
自分は今何をするべきなのか、どうあるべきなのか、
自分の存在は果たして正しいのか間違っているのか、
そんな疑問で押しつぶされそうになり
煩悶とした日々を送っていました。

思春期だったといってしまえばそれまでなのですが
あの頃が一番精神的につらかったなぁと今でも思います。

仕事、受験、自分、いろんなことに真っ向から向き合おうとして
ぶつかっていました。

生きることの意味、人生の意味、いつかやってくる死の意味、
愛すること、愛されることの意味、
そんな普遍的なテーマについて悩み、苦しんでいた気がします。

そんな時にノルウェイを読んで、
登場人物のワタナベ君に強く惹かれました。

作品の中で、
愛する者を失っても、
自分の存在意義が見いだせなくても、
ワタナベ君は生きるしかなくて
全力で生と向き合います。

直子とは違いワタナベ君に死という選択肢はなく、
『生』に翻弄されるワタナベ君に私は感銘を受けました。

上巻・下巻を通して悩み苦しむワタナベ君は
結局物語の最後まで『自分がどこにいるのか』わからないままですが
きっとこの後もワタナベ君はひたむきに生きていくんだろうな、と
私は想像します。

自分がどこにいるかわからないのは私だけじゃないんだ、
ワタナベ君も私もみんな、わからなくても強く生きていくんだ、
この小説はそんな気持ちにさせてくれるからか、
読後にバイタリティーが満ちあふれてきます。
どんな壁にぶつかっても、強く、たくましく生きようと
そんな意欲が湧いてきます。

この感想を身近な友人に話したところあまり理解してもらえませんでした。
完全にわたしの自己満足的な物語の解釈の仕方なので
無理はないですが・・・

ノルウェイのように読む人によって受け取り方が違ったり、
あるいは読んだ時期や状況によって感じ方が違う小説がわたしは大好きで、
ノルウェイはまた何年か経ったら再読したいと思っています。


と…あてもなく思いつくまま書いていたら、
なんだかまとまらない文章になってしまいました。
うぅ〜、すみません。


とにかくノルウェイ、いろんなことを感じさせてくれる小説だと思います。
今何かに悩んでいる方や、まだ読んだことのない方には
ぜひ読んでいただきたいです。

また、唐突におすすめの本を紹介したいと思います!


写真はTGCのオフショットです。
ハンサムスーツと一緒に撮りました!

Posted by 北川 景子 at 21:42

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