早織おぼえがき - 早織オフィシャルブログ

早織おぼえがき

混紡 [本]

2017.09.22 Fri

けっこう長いこと
東のおんなのふりして
生きてみましたが

昨年の秋に撮影していた『光』の現場では
そもそものわたしのことばでしゃべるひとにしよ
とおもて京ことばモードのボタンをおし
撮影場所やった奈良町や京都の育ったエリアを
うろうろしていました。

つこてみて
まあやっぱり京都のことばは音がやさしい。
「〜はる」は万能選手。敬語なんですが
話す相手との距離が遠すぎず近すぎずの
ええとこにいける。
あんまりはるはるはる多用すると
くどいのでしませんけど。
「〜けど」はほんのり
癪に障るニュアンスが出てくるなあ。

親切なんか上から目線なんかようわからへん
(見栄っぱりにはちがいない)京都のことば。
入江敦彦さんのエッセイはその粋。
いつ読んでも口語と書言葉の連なりが
ここちよく耳の奥で鳴り、とりこまれる。


入江敦彦の『年寄りの冷や飯』
第0回「終喰」
https://140b.jp/hiyameshi/00/
(新著がもうすぐ発売!)


この御方に出会ってなければ
もっとすっぱり東のことばに
身を固めてたかもしれへんね。


Posted by 早織 at 00:02 パーマリンク

手ということば [映画]

2017.09.19 Tue

画像(360x450)・拡大画像(512x640)

とあるオーディションを受けたとき
おふろスポンジの握り方を褒められた。
なんでも、スポンジの握り方から
普段よく掃除をする人だということが
感じとれたらしい。
特に意識して握っていたわけではない。
スポンジひとつ握ることでも
様になるとかならないとか、あるようだ。

厚みと丸みのある
わが父の手に目をやると
何十年も仕事をしてきた経験が
はかり知れない層として
形を成してきたように思われる。


手は雄弁に語る。


先頃『新感染 ファイナル・エクスプレス』
http://shin-kansen.com/sp/index.php
という映画を心底はらはら
手に汗握る思いで観た。

スクリーンにはいろんな手が映されていた。
父の手、幼い娘の手、荒れ狂うゾンビの手。
人を陥れる手、人を救う手‥


映画を観た日の夜は
夢のなかに夥しい数のゾンビが
あらわれるかもしれないなあと
びくびくしていた。

しかしその日みた夢は
友だちとわたしが協働で何か作ろうとしている
温かみを帯びた断片的な光景だった。


Posted by 早織 at 19:12 パーマリンク

Early Fall [おぼえがき]

2017.09.08 Fri

画像(360x450)・拡大画像(512x640)


When I see a big tree in a shrine precinct
or feel the evening breeze, walking on a street,
I seem to be full of happiness.
When I'm occupied with personal problems,
that is a misery.


Posted by 早織 at 21:33 パーマリンク

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早織

誕生日:1988年5月29日
出身地:京都府

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