最寄駅の近くのベンチにその人はいた。

偶然ばったり。

20代後半から仕事で大変お世話になった人で、もう何年も会っていなかったけど見た目も行動も何も変わってなくてびっくりした。

その人は、全力でその人してて、なんか安心したし元気をもらえたし、トマトももらえた。トマト？

トマトをもらった。

「糖度が高くて美味しいよ！」

帰って食べた。甘くて美味しかった。

春雨を一袋茹でてバンサンスーを作ったら結構な量が出来上がってしまい、近所の友達の家に持って行った。
そしたらそこんち、赤ん坊の風呂上がりで爆泣きしてて修羅場な感じだったので、バンサンスーだけパスして帰ってきた。
その夜、こっちも渡すものあったのに〜と、家までチャリでつけあげ等届けにきてくれた。

家の前で少し話していたら、夜なのに蒸し暑くて、中学生の頃を思い出した
夏の夜、親の目を盗んで家を抜け出して友達に会って喋ってるみたいな
青春か？風呂上がりなのに湿度でベッタベタの顔のおばさん達。

夏は夜。
夏の夜はなんか良い。

今日、商店街のパン屋に入ろうとしたら「恵梨華？」と声をかけられてびっくりした。
幼馴染がリモートワークの合間に同じタイミングでパン買いに来てた。
パン買って喋りながら帰った。
私は部屋着に眉毛すら描いてないどすっぴんで油断してたけど、私もだよ〜！と言ってた友達はなんかオシャレに見えた。Ｔシャツ黄色かったし。
（そういえば私はドラえもんみたいな真っ青なＴシャツを着ていたので、並んで歩く様子はさぞカラフルだったろうと思う。）


先週は、近所のまた違うパン屋で、前住んでたマンションの住人にばったり出くわした。
お家でアート系のお仕事をされてる方で、ラフな格好なのにオシャレでかっこよかった。


私も商店街に買い物に行くのにラフなのにオシャレ、みたいな人になりたいと思った。私の場合、ラフというか雑。首にタオルとか巻いてるし。
彼らはきっとライフスタイルからオシャレなのだろう。
ライフスタイルは非オシャレだけど、せめて眉毛くらいは描こう、そう心に誓った。