読書の秋よ〜 [本] 2009年09月28日 (Mon)
今ね〜、やっと、村上春樹さんの「1Q84」を読み始めているんですよ。
もう出てから結構経ってますが、世の中の流行に乗れない私(流行猫舌)としては、かなり早い方です。
村上春樹さんの小説は好きだし、ほとんど読んでいるんだけど、文庫が出てるじゃないですか。
文庫だと、いつでもどこでも気軽に読めるじゃないですか。軽いから。
でもまだ「1Q84」はハードカバーだから、「今から読書タイムです!」って気合い入れて読まなきゃいけないじゃないですか。
しかも、この本、分厚いじゃないですか。
だからあまり持ち歩くのに適してないし、読んでたら「何読んでるの?」とか聞かれちゃうじゃないですか。
私だったら、聞く。そして、「おもしろい?」とか聞くだろう。うざい。
逆の立場だったら、うざい。ごめんなさい。
だから、持ち歩かない。
だから、一向に、進まない!
いつも、本を買ったら一気に読み進み、あっという間に読み終わっちゃうんだけど、今のところ、一日1章のペースです。
今まで、「おもしろい?」と私に聞かれた方、すみませんでした。
でも、何人かの意見を聞いて、文庫を待たずに買いました。
決め手となったのは、「3巻も出るらしい」というところ。
以前、ある村上春樹ファンの方に感想を聞いたら「おもしろかったんだけど、“え?これで終り?”とがっかり。これで続きがないならちょっと・・・」みたいなことをおっしゃっていたので、「どうせがっかりするなら文庫が出てからがっかりしてみよう(高いし)」と思っていたのですが、最近、3巻が出るらしいという情報を入手して、それなら読んでしまおう!と思ったのです。期待大!じゃないですか。ホントは早く読みたいのです。
いまのところ、とてもおもしろいです!わくわくです。
でも、本が重いから進みません。うう・・・
正しい読書は、きちんと座って本と向き合う事で、寝そべって読んだりするのは読書じゃない。と、新解さん(新明解国語辞典)は言ってます。
私はいつも、お風呂場で2時間くらい本を読むのですが、それは新解さん的な「読書」として認められるでしょうか?認めて欲しい。お風呂場での集中力ってば、ホントすごいんです。あの狭さがいいのかな?平泉成さんも、お風呂場で台本を覚えるとおっしゃってました。
お部屋だと、観なきゃいけないDVDが積んであるし、「他にやらなきゃいけないいろんなこと」が目について、読書どころじゃないです。ヨルはかわいいし。
「想を思いきり浮世の外に馳せ精神を未知の世界に遊ばせたり人生観を確固不動のものたらしめたりするために、時間の束縛を受けること無く本を読むこと」
・・・お風呂の中で、毎夜精神を未知の世界に遊ばせている私。
でも、この本は、重いから、お風呂に浸かりながら読むなんて出来ないです。文庫は片手で持てるけど、この本を片手で持つと、腱鞘炎になります。うっかり落としてはいけないプレッシャーで、これまた読書どころじゃないです。
というわけで、お部屋できちんと正座して(嘘)、いい感じに毎日少しづつ読み進めるタイプの読書の秋。
※毎度「新解さんの謎」赤瀬川原平著