蒸しますね。

湿度がめっちゃ高くて、くせ毛がくるんくるんです。

蒸す蒸す蒸す…


とつぶやいていたら、昔、小さい頃に私のおばがよくしてくれたお話を思い出した。

「今夜はぬくといからして、ケチケチ虫が鳴く」

というふうに始まる話。信楽訛りで。

「今夜はぬくといからして、ケチケチ虫が鳴く。むすむすむすむすむす…」


たしか、ごはんを炊くお釜の中に紛れ込んでしまった虫の視点で語られている話だと記憶しているんだけど、火打ち石のカチカチいう音を“ケチケチ虫”の鳴き声だと思っているお釜の中の虫。

火を付けられ、だんだんお釜の中が暑く蒸されて中の虫が“むすむすむす…”と鳴くと、ごはんを炊いていた人間がお釜から聞こえる虫の声に気付いて

「なんのむそ〜」

と言いながら蓋を開ける…(多分全体的にだいぶ違うと思う)という話。


その「なんのむそ〜」の言い方が、四谷怪談の「いちまいたりな〜い」とか、口裂け女の「これでも〜？」みたいなニュアンスで、子供の私はおばの「なんのむそ〜」(私がお釜の中の虫で、おばが蓋を開ける人間役)が大好きで、キャーキャー言って喜んで、何度も何度もその話をしてもらっていたことを思い出した。


この話、なんだったんだろう…信楽ではメジャーな話なのか？

「ケチケチ虫」で検索しても出てこなかった。

まさか知ってる人いますか？！

今度おばに会ったら聞いてみよう。

おばは80代、元気です。


ps.“一枚足りない”のは、皿屋敷でした！(笑)

コレ。

発泡スチロールの丼で、公園とか遊園地とか動物園とか、プールとか海の家とか船ん中とかのプラスチックのテーブルで食べる売店のラーメン。

どこで食べてもおんなじ味で、決して裏切らない不思議なラーメン。

コショウたくさん振って食べる、魔法の粉がどっさり入ったラーメン。

私はこの食べ物がとても好きだ！


普通の店や家で出て来たら激怒するだろう。

おいしくないのに素晴らしく美味しく感じてしまう、最高の食べ物。

奥田は、コーンいらないです。


ついでに、フローズンもいかが？

こないだオーディションシートの特技の欄に、「もの忘れ」と書いたら落ちた。

そして今日見事にもの忘れして、行くはずの所に行かなかった。大脳が拒否した？

写真は、時任三郎さん、伊藤高史さん、野波麻帆さんと。

今度から、特技「向上心」と書こう。

ヨルはホントは人が好き。
めしをくれる人が好き。

私はヨルが大好き。

黒いし、ふわふわだから。



おわり。

私の部屋のベランダから見える謎の木、びわ？

冬に謎の花が咲いて、今謎の実がなっている。

雪の降る日には雪の重みでぐんにゃりしていた木。

この木がもしびわだとしたら、このベランダから手を伸ばしてもぎ取って食べよう。

どこかからオムレツの焼く匂いが聞こえる。

おやすみ。

オムレツは、チーズ入りが好きだよ。