早織おぼえがき
初夏へむかって。
高菜とエリンギ、細かくきざんだ潮かつおの炒め。
雨のおちる3月3日ひなまつりの日、12時52分。風呂場に洗濯物を干していたら頭にはたとことばがのぼる。「この世によりよいものを残したい」商売という世界をわかりつつ、でも流木のごとくただながされてしまうのではなくてわずかでも「生きることは大丈夫だ」と人のからだにやわらかさをもたらす瞬間をひきだすことばや写真や絵を残したい。声をおだやかにひびかせたい。哀しみを慈しみたい。うつくしいものを目にするだけで生きてよかったとわたしは思うから。
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早織
●誕生日:1988年5月29日●出身地:京都府
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