『辻占恋慕』の撮影が終わり、数日。
次の作品の準備にとりかからなければ
という状況なのですが、頭がぼやぼや。

参考文献となる本を読んだり
光や風が心地のいい場所を歩いたり
音楽を聞いたりして
ちょっとずつ心身を整えています。

時間をかけて変わってきた自分が
そんなにすぐ変わることはないし
乱暴に動かさないように、と
今の年齢だと思えるようになっている。

５月からは舞台『夜は短し歩けよ乙女』の
稽古がはじまります。６月に上演予定です。

詳細はこちら
楽しさにのみこまれているに違いない。

日々ハードと言われる状況なのでしょうが
撮影現場、すごく楽しいです。
自分に悔しくて泣きもしてしまい。

大野大輔監督と、撮影の中瀬慧さんと
同い年でした。そんなこともはじめて。

アコースティックギターをずっと弾いていると
指がこうなりました。

この指に今日はキラキラとしたマニキュアを。
『辻占恋慕』とはまた別のお仕事の写真撮影でした。

着物を着たのですが、久しぶりの感覚。

日舞の稽古から離れてしまったので
着物を着ることがなくなっていました。

でも身体は、感覚を潜めているので不思議です。
着物を着たときの、背筋、重心などは
心地の良いものだったと
どんどん思い出されてきます。

写真撮影は滞りなく終わりました。

習い事は、習っているときは
それがどう活かされるかわからないものですが
役に立つ日がふいにやってきます。

今日の着物での写真撮影に臆することがなかったのは
日舞の稽古のおかげです。
師匠が「時間をかけて身につけた芸は財産」
と仰っていたのを思い出しました。

時間をかけて身につけた芸というのは
物質ではないですし、数値にするのも難しそうですし、
要となるのは夢を信じられるかどうか
なのかもしれません。書いたものの
漠然としてるなあ。