ある娘がいかなるバケットハットを
購入すればいいか悩んでいたので
バケットハットをあれこれ画像検索してみると
わたしも悩みはじめた。

いやいや
かぶらずにネットショッピングは
なかなかに危ういことです。
生地の厚さや形、サイズが
写真では判然としません。
お店でかぶってみましょうと伝えました。

しかしお店では店員さんがしのびより
やすやすとはかぶりがたいもの。
そこを、むんと胸をはって試していただきたい。


休演日でしたので
必要になったものを買いに街へ。
cosをのぞいてみますと、
メンズのバケットハットも
レディースのバケットハットもかわいい。
リサイクルナイロンにしわ加工のコットン、
いろいろあるんだなあ。

これは、自分が欲しくなってしまっているではないか。
くるぶし丈の靴下を購入して店を出ました。
暑くなりました。

劇中、これをかぶって法被を着ているときが
モブであるのをいいことにはしゃいでいます。
着物のときはある程度動きが抑制されるので。

土佐さんに
「早織もここやないとそんなんかぶらんやろう」
と言われました。

夜は短し歩けよ乙女、どんな劇なんでしょう。

昨夜のしーちゃん（久保史緒里さん）は
２ステを華麗に演じたあと
NHKの生放送音楽番組『シブヤノオト』の出演へ。
座組み一同、マジかと驚愕でした。

23:10、テレビ前に着座
溜めているお風呂のお湯の気配を感じつつ
かじりついて見ました。

写真を撮りたい！けど
見たい！が勝って、うまく撮れず。

黒髪の乙女とはまた違う
少し翳をおびた表情や仕草が
ぐっと大人っぽく素敵でした。

理子ちゃんと同じ楽屋で
楽しくやっております。
（写真は理子ちゃんが撮ってくれました）

おすましを魔法瓶にいれて持ってきていて
理子ちゃんと分けあい、
おすましとお弁当をいただいている
京女コンビです。

『夜は短し歩けよ乙女』では
本役である「和服の女性」のほかに
ギターを弾く女の子、
先斗町の女、
射的屋さんの女の子として登場します。
早織はどれだ？と見つけていただけたら
幸いです。

舞台で何役もするのは初めてのことです。

みんな何役もしています。
シーン数が膨大で、場面転換にスタッフさんが
足りず、出演者も演じながら任務を負っています。

言わずもがな舞台裏はたいへんで。
そのたいへんさが生の舞台の面白さを
醸成させているのかもしれません。

やわらかいようでハード。
上田さんの劇の現場だなあと感じています。

初日、無事開幕しました。
この舞台をつくってくださっている
すべての方に深く御礼申し上げます。

ご覧くださったみなさま
ありがとうございました。

役者は阿呆で
どんなにしんどくても
不安があっても
お客さまの前に立つと
得体の知れぬ力がみなぎり
笑顔になってしまう
ご都合主義な生きもの。

これからご覧くださるみなさま
どうぞお楽しみに。

舞台袖から見える光景は　
見惚れるものばかりなので
出とちらないように気をつけねばなりません。
しあわせな苦悩でありましょう。