思わぬ再会[おぼえがき]
2010.09.06 Mon歩いているときに変な顔をしているときがある。
それはたいてい考えごとをしているときで
気持ちが顔に伝わってしまっているのだ。
今日は祝女の撮影だったので、帰り道、
撮影のことをあれやこれやと振り返っていた。
あー 楽しかった
うふふ、あれ、おっかしかったなぁ
そっかぁ!こーいうやりかたもあったかー
ふむむむむ・・・という口をしているときに
すれ違う人に指をパチンと鳴らされた。
なんだ?!
うわ なにこのおじさん・・・んー?
落ち着いてよく見たら
青森の映画で(ちょー)お世話になった
林プロデューサーだった。
「あーーー!」
「おめーこんなとこでなにやってんだよ」
相変わらず渋い声だ。
「なにやってって、撮影だったんですよ、
NHK行ってたんです」
「おぅおぅ。映画、今仕上げやってるとこだから。
んじゃまたなぁ」
颯爽と歩いて行く林さんの後姿に「おつかれさまでーす!」
と声をかけると軽く手を降ってくれた。かっちょよす。
なにこのおじさんとか思ってごめんなさい。
変な顔してるやつが向こうから歩いてくんなぁ
と見ていたに違いない。はずっ。
でも映画もうすぐできあがるんだなぁ。
『津軽百年食堂』という映画で、2011年公開予定です。