安藤モモ子監督作品
『カケラ』を観ました。


大学生のハルが
ある日喫茶店でリコに話しかけられ
二人の関係がはじまる。

ハルは自分が何をしたいかわからない
ちょっとぼーっとした感じの女の子。
好きな人の浮気相手になっていて
心が満たされていない。

リコは “メディカルアーティスト”という職を持ち、
自分の意志がはっきりとしている積極的な女の子。

リコはハルを好きになったことも
ストレートに告げてしまう。
ハルは戸惑うが、リコの人柄に次第に惹かれ
自分の生き方を見つめ直しはじめる。

「女同士の恋愛映画？」
怪訝な目で見られそうです。

私はこの作品を
「女同士の恋愛映画」という言い方のみで
紹介するのはやだなって気持ちがあります。
そこに重きが置かれていなくて。

人を好きになることや
どうやって自分は生きていこう？と
考え苦しみ、ぶつかったり時には逃げたり…
青春の悩みを丁寧に描いていて自然と共感しました。