やすみの日には本と映画を。[本]
2008.08.21 Thu本屋で一冊の詩集を手に取る。
好きだった詩の題名が背表紙になっており、
目に止まったのだ。
『自分の感受性くらい』 茨木のり子
はじめてこの詩を読んだのはいつだろう。どこだろう。
喫茶店に何気なく置いてあった雑誌に載っていたんだっけか。
はっきりと覚えていない。
でも第六連のインパクト、それだけがしっかりと記憶にある。
いま読んでもやはり、どきっとする。
自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ
このくだりが、がつんとくるのは、
もちろんそれまでの詩の流れがあってこそなのだが。
手に取った詩集をそのままに
レジへ向かった。