雨が上がって晴れてくると
やっぱりうれしくなる。
喫茶店で本を読んでいたら
窓に光が差し込んできた。




中学生のころ
Coccoが大好きだったのだけど
彼女の歌には雨がよく出てきた。
「Raining」は空で歌えるほど聞いた。




映画の撮影で沖縄に行ったとき
雨がよく降った。


実際に過ごしてみて
あぁこんなにも都心とは
天候が違うものなのかと、
知識として知ってはいても
肌でわかって感動した。


長らく聞いていなかった
Coccoの曲を思い出した。


「雨ふらし」も素敵です。

小学一年生のころ
写生をしに連れてこられました。

こだわって描いたのは
瓦のひとつひとつ
だったような。

おていれ中。

Ｕせんせは
ウサギと一緒に
住んでたって
生きてるかな




このような
メモがあった。

Ｕせんせとは私の中学の国語の先生で、
独身でウサギと暮らしているらしかった。

中学生の時分は嫌いだったはずなのに
今は好きで、どうされているかなと
ふと考えるときがある。
でも仔細に想像できない。

イノダコーヒで本を読んでいる、とか？



「どうしてそこまで点にこだわるんですか」
と聞かれた瞬間の心の揺れを
忘れることはないだろう。