ホワイトプラん?[かたっぽなくしたてぶくろ]
2007.05.11 Fri4月某日、
白い靴をおろした。
その日は雨だったけれど
買いたての靴を早く履いてみたくてしょうがなかったのだ。
先のとがった靴で、ヒールが4センチ程ある。
私はこの手の靴を滅多に履かないし、買わない。
理由は簡単、
長時間歩いていられないから。
散歩好きの私はつい敬遠してしまう。
でも5月の末には19歳になる。
履けるものの選択肢は狭いよりも広いほうが
これから役に立つこともあるだろう。
そう思い、
ドラマの打ち上げの場へ履いていくものを、
と探していたときにおもいきって購入してみた。
しかし少しの距離を歩いただけで
爪先がジンジンする。
おとなの女の人はこんなものを履いて
毎日働いているのだろうか。
私は足の痛みから、
シンデレラのある場面を思い出した。
・・・継母は、自分の娘がガラスの靴を履けるように
足を切らせた。
小学校の頃に読んだ「本当は恐ろしいグリム童話」に
そんなことが書かれていた。
雨は午後には止んでくれた。
単純な性格である。
「大人の階段のーぼる♪ ふふん」
そんなことを手に取れて目で見えるわかりやすい
靴という物を通して思ってみたかった。
だがゴールデンウィークの仕事中に
ハイヒールどころかスニーカーですっころび捻挫してしまい
先の白い靴とはまたしばらく
距離を置くことになったのだった。
トホホほな。