2015年12月26日(土)
インタビュー記事 [戸田暮らし (森里川海)]
まこと コメント
『 これまで 46年生きて来て、まだまだ知らないことが
たくさんあったということを改めて発見、勉強させていただ
いた3ヶ月でした。戸田は、「里山」と「里海」が集約された
街。そんな豊かな環境に育まれた住民の皆さんの人柄に深く、
深く、感動した移住生活でした。
実は、僕は人付き合いを深く考えすぎてしまうところが
あって、東京ではかなりの人見知りでした。でも戸田に来て、
「 もっといい加減でいいんだな 」と思えたんです。
戸田の方々は、直球勝負、駆け引きなし!そんな皆さんの
包容力に包まれて、心を開くことができたんです。
日本にも風光明媚な場所は多々ありますが、移住場所を決定
づけるものがあるとしたら、やはり人々の人柄!結婚も
「 見た目じゃなくて性格で惚れれば長続きする」なんてよく
言いますが、やはり人間の中身が大事だと思いましたね。
番組として放送されるのは、撮影したVTRの何百分の一!
背後霊のようにずーっとカメラがついてくるので、途中から
守護霊だと思うように頭を切り替えました(笑)。また、これ
まで自分たち夫婦を客観的に見る機会なんてありませんでし
たが、僕が脱いだ靴を美樹がさりげなく受け取って下駄箱に
しまうところを番組の映像で見て、「内助の功」を実感しま
した。頑張ってくれているんだな、と…。これは、普通に生活
していたら気づくことができなかったかもしれないことです。
3ヶ月でしたが、3年分にも匹敵する経験、付き合いをさせて
いただきました! 』
富永美樹 コメント
『 戸田は、三方を山に囲まれて正面が海という、「隠れ里」
のような場所。海と山に囲まれた中で、皆さんがひとつの大き
な家族のように暮らしているんです。いちばん素晴らしいと
思ったのは、季節ごとに土地でとれる海や山の幸を皆さんで
分けあっていただいていること。その生活が、本当に
心豊かで… 。 3ヶ月で少しずつ価値観が変わってきて、今まで
東京で当たり前と思っていたことが実はそうではないのだと
気づき、自分たちにとって何が大事で、どんなふうに生きて
いきたいかということを真剣に考えました。
また、戸田の方々はとにかく温かくて、「夕飯どうする
の?」「これ食べな」と持ってきてくれたり…。こんなふうに
心にゆとりを持ってやさしく生きていけたら、これから先、
素晴らしい人生を送れるのではないかと考えさせられた3ヶ月
でしたね。
私自身、戸田の景色の中にいることに何の違和感も覚えな
くなってきましたが、主人はもっと変わりました!戸田に
来たらよくしゃべり、よく笑うようになって…私の知っている
夫ではなくなってきたんです!ビックリしました。戸田の方々
が夫の本来の性格を引き出してくれたのだと思います。
最初は、人生の中の1ページを作るぐらいの気持ちで戸田に
来たのですが、いろいろな人との絆が生まれ、だんだん
何十ページにも増えていき、大きな1章になったという感じ
です。
よく「住めば都」と言いますが、実際住んでみて「都」
にするかは自分次第。私はなるべく自分から皆さんのコミュ
ニティに飛び込ませていただきました。今では夜、温泉で
おしゃべりするお風呂仲間もいて、その帰りにビールを飲ま
せてもらえるおうちもできました。(笑)
常にカメラに密着され、体力的にもつらいときもあり
ましたが、この移住はひとりでは無理だったなと思います。
改めて夫を頼もしく思ったし、ありがたいなと感じた3ヶ月
でもありました! 』
Posted by 富永美樹 at 17時45分