富永美樹 公式ブログ「シュフ富永美樹の今日もマイスペースで。・・・ね」


2016年08月18日(木)

デスバレー国立公園へ・前編 [アウトドア・旅(森里川海)]



5月 の ある日 。


仕事 を 終えた オット と 私 は


タクシー で 羽田空港 に 向かっていた 。


いつもなら 空港までは 自分たち の 車 だが


今回ばかり は 仕方がない 。


日 が 変わった 午前0時10分 の 羽田発 ロサンゼルス行き


しかし 帰り は ロス からの 成田便 …


急に 休み を もらえることになり


あわてて エアライン に 電話して


取れたのが この フライト だった 。


それでも 前回 の アラスカ 「 デナリ国立公園 」 以来


4年ぶり の アメリカ 国立公園めぐり …


「 ようやく 行けるね 〜 」


空港 に 到着した 私たち は 目 を 合わせた 。


あわてて パッキングした 傷だらけ の スーツケース を


少しだけ 恥ずかしく 思いながら


チェックイン を するため カウンターへと 向かう …







しかし ここで 少々 問題 が 発生する 。


「 ESTA の 申請 は お済みですか ? 」


… エスタ 。


なんだっけ ?


あぁ アメリカ 行くのに 必要なやつ …


ヤバイ まっっったく 忘れてた


「 いえ してないです … 」


どうすんだろ こういう時 って…


「 では フライトまで お時間 ありますので


パソコン か スマートフォン で 申請して下さい 」


え … 今から ?


でも それが ないと チェックイン できないのだと言う


そりゃ そうだよね 決まり だもの


ていうか あんなに 何度も 行ってるのに


ESTA を 忘れるなんて あたしの バカバカ … 。


こういう時 オット が 一切 頼りにならないこと は


結婚して 18年 私が 一番 よく 知っている 。


そう ワガ家 では パソコン・スマホ は 妻 の 担当 …


とりあえず カウンター の はじっこ の 方に 移動して


ESTA の ホームページ を 開いた 。


「 え … 」


質問 何個 あんねん !


関西人 で なくとも 関西弁 で ツッコミたくなるほどの


Q&A の オンパレード …


「 こ … こんなに あるんですか 」


つい 低い声 で カウンター の お姉さん に 聞いてしまう 。


「 最近 変わったようでして … 」


だよね


何年か前 申請したとき は こんなに ギョッと しなかったもの …


これを 2人分 …


フライト に 間に合うだろうか


口には 出さないものの 不安 が よぎる


こういう時 は まず 集中できる環境作り が 何より大切だ


「 ねぇ まだ ? 」


などという オットから の 横やり に  イラッ と することなど


絶対 に あってはならない …


申請 が 間に合わなければ チェックイン させてもらえない


それは すなわち


ここ 羽田空港 から 家 に 戻ること を  意味する …


プレッシャー で こわばった顔 を 作り笑い に 変えて


私は オット の 方 に 振り向いた


「 ねぇ


ちょっと 時間かかりそうだから 本屋さん でも 行ってて 」


オット は 旅先 で 読書 を するので


空港 で よく 本屋 に行く 。


お願い …


今は 何も言わず ほっといて …


しかし


のんびりや の オット も さすがに 何か を 感じたのだろう …


「 いや 大丈夫 。 ここで いい 」


じゃ 黙っててね


表情 で そう 伝えると 私は スマホ の 画面 を にらみつけた  







「 あ ! いけました ! 」


カウンター内 の パソコン画面 を みつめていた お姉さん が


ひときわ 高い声 を あげる 。


どのくらい スマホ と 格闘 していたのだろう


ふと 横 を 見ると


リュック を しょって 立ったまま 読書 を している …


オット が いた 。


「 いけたよ 。 乗れるよ … 」


仕事 して パッキング して ようやく 空港 着いたら これか


なかなか な 1日 だったな …


ようやく 乗りこんだ 機内 での 記憶 は


ほぼ ない …







ロサンゼルス国際空港 に 到着後


まず 向かう のは レンタカー の オフィス だ 。


いつもと同じように 日本 で 予約 しているのだが


いつもと同じように 現地 で 吹っ掛けられる …


「 この 保険 も あったほうが … 」


「 この 車 に グレードアップ できるよ 」


いらない って 言っても


もう 断然 、 向こうのが 押し が 強い 。


多分


断れなさそうな 気弱 な 日本人カップル に


見えているんだろうな …


結果 断れない から その通り なんだけど 。


それでも なんとか 車種 の アップグレード は 阻止 し


保険 は 仕方なく より 高いもの に 入る …


プラス 200数十ドル か


いつか ハッキリ 「 NO ! 」


と 言える 人間 に なりたい


アメリカ の 空港 の レンタカー の カウンター で 思うこと は


いつも 同じ だ … 。


まぁ いいや


ここから 先 は 何の 予定 も ない


決めているのは 2つの 国立公園 に 行きたい


それだけ


傷だらけ の スーツケース と リュック 2つ を 車に積んで


白い レンタカー は


夕方 の ロス の 街へと 走り出した … 。







地図 を 手に


目指す は ロス から 北東 の 方向 …


途中 フリーウェイ沿い の ほどよきところ で


いつものように 一晩 過ごす ことにしよう 。


アメリカ の ありがたい ところ は


高速道路 が 無料 な こと と


走って走って 疲れたら すぐ 泊まれる ホテル が


フリーウェイ沿い に たくさん あること …


ほどなくして 助手席 の 窓 に


ロサンゼルス の 夜景 が 飛び込んできた 。


「 明るいな 〜 」


しかし ものの 10分 も 走ると


あっという間 に あたり は 暗がり だ 。


ロサンゼルス の 街 を 背 に まずは 東 を 目指し


15号線 に ぶつかったら 北 へ … 。


2時間半 ほど 走ったところで


「 そろそろ 泊まるところ探そうか … 」


運転 に 疲れた オット が つぶやいた 。


フリーウェイ沿い に みつけた 馴染み の チェーン の ホテル 。


始まったばかり の 夫婦旅 …


最初 の 宿 は


カリフォルニア の どこか の 真っ暗 で 小さな町 …


「 部屋 空いてますか ? 」


いよいよ 私たち の


行き当たりばったり旅 が 始まったのだった … 。




画像(180x135)・拡大画像(640x480)





( てなわけで


アメリカ旅行記 … 始まりました  (笑)


お盆 に 夜更かし して 小説 読んでたから


「 小説風 … 」 に なっちゃってますが … (^-^;


しばらく


お付き合いして  もらえるかな 〜 ?  (^-^)/ )




Posted by 富永美樹 at 22時54分

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富永美樹

富永美樹

主婦/フリーアナウンサー/発酵マイスター。

夫婦で環境省 森里川海アンバサダーもつとめる。

趣味はキャンプ、サイクリング、トレッキング、焚き火など。国内はもちろん、アメリカやカナダの国立公園にもテントを持って出かけるほどのアウトドア好き。

2014年に富士山麓の森の中に家を建て、長年夫婦で憧れていた(半)田舎暮らしを始める。

東京と山梨を行き来する日々の中、2015年、番組の企画で西伊豆の戸田に3ヶ月移住。

海沿いの小さな町のあたたかい人たちに触れ、番組終了後も家を借り続け、結果、「人生はいつ何が起こるかわからない」を胸に、現在は3拠点で暮らしている。

好きな言葉は「生物多様性」。(=自分らしく生きる。そして他と支え合い生きる。)

2017年、料理好き&発酵マイスターとして、発酵食品を使った簡単なレシピも載った「発酵健康本」を出版。


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