富永美樹 公式ブログ「シュフ富永美樹の今日もマイスペースで。・・・ね」


2007年08月08日(水)

お客様にも出せる(笑)モモのむき方 [おシゴト]

さて。

こんなにひっぱるハズもつもりもなかった「モモのむき方」(結果、1週間もたってしまいました・・)。

すいません。この期に及んで・・という気もすごぉ〜くしますが、

書いちゃいます(笑)


今回のロケでは、新宿にあるタカノフルーツパーラーのシェフ(・・ということは、もちろん果物をむく達人なワケです・・)に、

モモのむき方、教えていただきまして。

で、まず思いました。

果物は丸ごとのまま皮をむけるほうが、女としてはかっこいい(・・気がする)


・・この先入観(先入観?)はあまり正しくないのかも。

確かにリンゴとかはね、丸のままむいていって、
皮をピロ〜ンと長く残せちゃったりすると・・

「デキる女!」って感じがしますよね(あ、しない?)。

(個人的にあんまり包丁が得意分野じゃないから、つい私は
そーいうヒトに「おぉ!」って思ってしまうのだ・・。)


しかし

モモに関しては「丸ごと皮、むいてやろ・・」なんて考えなくていいらしい。

・・というか、そんなこと、フツーの主婦には実は「危ない」らしい。


モモは皮がうすくて実からはがれにくいうえ、果汁がすべる・・ということで、


8等分してから、皮はむいていく・・。それが正解なんだそう。

・・・これでだいぶ、ハードル低くなった気がしません?(私はすごく気がラクに・・(笑))


それをふまえていざ、モモの皮をむいていきましょう〜(料理番組風・・)。

1.軽くやさし〜く皮についた毛を水で洗い流す

2.まんなかのくぼみの線にそって、包丁の先を種にあてながら、1周、切れ目を入れ・・

3.右手と左手の手のひら(指先をあてるとモモがつぶれる可能性・・)で、モモを包み込むように持ち・・

4.お互いを逆向きにひねる

・・・すると、種が片方についた状態でモモはまっぷたつに。

・・ん?なんかこの方法知ってる気が・・って思った方、

そーなんです。

アボカドと一緒(驚!)

ただ、むき方4の「ひねる」。
これが実はアボカドより難しいかも。

私も山梨のモモ畑にロケに行き、帰りにいただいたモモを
おすそわけしてもらい、日々練習しましたが、

完熟してないモモだと「ひねれない」ことが発覚

「あれ、回らないぞ・・。」とアセリながら「ひねり」続けた結果、
実を手の圧力でグズグズに潰してしまったことも(もったいない・・)。

なので、大切なのは「追熟」と呼ばれる作業。
・・とはいっても、買ってきて、常温(冷蔵庫でなく)で、
2、3日置いておくだけ。

・・ただ、スーパーで「追熟」されちゃってる(なかなか売れなかった・とか、ね)場合もあるから、

今回トミナガ的に完熟を見極める1番のポイントな気がしたのは

「香り」

やわらかさで熟したか否かを判断するのは、しょーじき難しい(外側やわらかくても中がまだ・・だったりする・・)。


なので、くぼんでるヘタのところに鼻を近づけなくても、

モモ全体から(少し離れてても)香りがする・・ぐらい香りが立ってきたら、
切れ目を入れて「ひねって」よし
(1、2回ひねって、その時点でモモの実と種をくっつけているスジがブチっと切れる感じがしなければ、「ひねる」方法はあきらめて、皮を厚めに包丁でむき、そぎ切りに・・)



・・というのが、数々の失敗も経て、到達した失敗のないモモのむき方。


いっぱい書くとむずかしそうだけど、


いい香りが全体からしてきたら
切れ目を入れ、左右にひねる
種のふちにそって包丁をいれ、種を実からとりはずす
8等分にして、皮の白っぽいほう(・・のが皮が厚め)から包丁を入れ、ひっぱるようにむく


・・すると、お客様に出しても恥ずかしくない(笑)、
美しくむかれたモモのできあがり。

・・というワケでございます。

・・・ふぅ・・。長すぎるよね、今回。

でも、今までちゃんとむけなかったモモがむけるようになって、だいぶうれしかったもんで・・(笑)。

おつきあい、ありがとー。

Posted by 富永美樹 at 08時00分

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富永美樹

富永美樹

主婦/フリーアナウンサー/発酵マイスター。

夫婦で環境省 森里川海アンバサダーもつとめる。

趣味はキャンプ、サイクリング、トレッキング、焚き火など。国内はもちろん、アメリカやカナダの国立公園にもテントを持って出かけるほどのアウトドア好き。

2014年に富士山麓の森の中に家を建て、長年夫婦で憧れていた(半)田舎暮らしを始める。

東京と山梨を行き来する日々の中、2015年、番組の企画で西伊豆の戸田に3ヶ月移住。

海沿いの小さな町のあたたかい人たちに触れ、番組終了後も家を借り続け、結果、「人生はいつ何が起こるかわからない」を胸に、現在は3拠点で暮らしている。

好きな言葉は「生物多様性」。(=自分らしく生きる。そして他と支え合い生きる。)

2017年、料理好き&発酵マイスターとして、発酵食品を使った簡単なレシピも載った「発酵健康本」を出版。


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